児童養護施設とは

児童養護施設は、さまざまな事情により家庭での生活が困難な子どもたちに、安全で安心な安定できる居場所を提供する児童福祉施設です。保護者の不在や虐待、家庭環境の問題などにより、家庭での養育が難しい子どもたちを受け入れ、日常生活の支援、自立に向けたサポートを行っています。

施設では、子どもたちができる限り暖かい雰囲気の中で安定した生活を送ることができるように、児童指導員や保育士などの専門職をはじめ、事務員、栄養士、調理員、そして運営管理者である施設長が生活を支えています。

運営理念

溢愛館として、以下の聖書の言葉に基づき、イエス・キリストの愛の精神により児童の養育に努めています。

まことに、あなたがたに告げます。あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、しかも最も小さい者のひとりにしたのは、私にしたのです。

マタイによる福音書25章40節

神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちに、いのちを得させてくださいました。ここに、神の愛が私たちに示されたのです。

ヨハネの手紙第14章9節

養育方針

  • 溢愛館としてイエス・キリストの愛の精神により 児童の養育にあたる。
  • 施設として小舎において児童を養育することを目標とする。
  • 子どもとして自立できるようにつとめる。
  • 職員として自覚、協働、研鑽につとめる。

施設紹介

D.G.ウォーレス氏ご夫妻

溢愛館は、児童福祉法に基づき認可された児童養護施設として、家庭での養育が困難な子どもたちに安全・安心・安定で温かな生活環境を提供しています。

1951年に来日した創立者D.G.ウォーレス氏は、犬山で施設を設立し、1954年に愛知県知事より定員12名の認可を受けて開所しました。その後、社会福祉法人としての認可(1968年)を経て、現在では小規模グループケアを実施し、児童自立生活援助事業への着手など先駆的な取り組みを行っています。

溢愛館では、おともだちが家庭的な雰囲気の中で生活できるよう、少人数制のホームでスタッフと共に寝起きし、食事も作って食べています。このような日々の暮らしを通じて、自立への力を育んでいます。

また、イエス・キリストの愛によりおともだちが養育されることを願っています。おともだちが教会のMEBIG(メビック)に参加することで、愛といやしを見出し、これからの人生の礎を築くとともに、道徳と倫理を身に着け成長することを願っています。

学習指導においてはおともだちの関心や意欲を高める関わりに努めています。進路選択においても、おともだち一人ひとりの希望に寄り添い、高校・大学・就職などの目標達成を共に目指します。

さらに、プラモデル、アウトドアなどさまざまなサークル活動を通じて、余暇を楽しみながら地域との交流を深めています。児童の権利擁護にも力を入れ、おともだちの声を尊重し、自ら発言できる力を育む養育を大切にしています。

溢愛館は、おともだちの安全・安心・安定の「もうひとつの家」として、地域と共に歩み続けています。

沿革

1954年11月定員12名の個人立養護施設として認可創立
1968年10月社会福祉法人認可
1969年12月定員20名に変更
社会的要請などを受けて定員増員し、それに伴い建築の増築を進める
1989年3月先駆けて、自立援助ホーム(法外設置)希望の家(現在は敷地内小規模グループケア)を開設
2000年10月地域小規模児童養護施設(新町の家→ウォーレスホーム(現在は地域分散化小規模グループケア))指定(2018年4月まで)
定員56名(地域小規模6名含む)に変更
小規模化に伴い定員を減員していく
2014年5月地域小規模児童養護施設2か所目グレイスホーム(現在は地域分散化小規模グループケア)開設(2020年4月まで)
2020年4月定員30名に変更
2021年4月本体施設に小規模グループケア1か所(児童寮)・敷地内小規模グループケア1か所(希望の家)、地域分散化小規模グループケア3か所(ウォーレスホーム・ひばりホーム・グレイスホーム)として運営
2025年3月本体施設の大規模修繕工事完了
2025年11月児童自立生活援助事業Ⅱ型開始

施設概要